信州は、温泉で湯ったりの旅 だけど・・・ 

 

 

2008/8/30〜8/31

今回のメインテーマは温泉である。温泉地は別所温泉を選出。

何で温泉旅行かっていうと、長野君を朝一で拾わなければならないこと、ハイライトとして駒ケ岳の千畳敷カールに行きたかったこと、1泊2日しか余裕がなかったこと、長野君がプリン体に苦しんでて癒しが必要だったこと等等から考察するに、俺の中で有名どころは別所温泉かってことになったのである。
温泉といったら、白濁のお湯が大好きなんだったけどしょうがない。別所温泉って俺が思っているほど有名じゃなくって?あまり期待せずに期待して向かうことにしたのだ。

 

 

 

1日目

さて、出発である。向かうは長野へ。

今回の計画ってやつは、
1日目:霧が峰・車山高原→千畳敷カール→別所温泉
2日目:野辺山高原→清里→八ヶ岳って流れ。
だがしかし、週の始めから愚図つく天気、毎晩のように雷がくるし、早い秋雨前線かよって天気でね。全国あちこちで浸水とかの被害が出ていたし、山々に向かうのに地盤が緩んでて土砂崩れ大丈夫かよって思ってた。

 

で、予定を変更。

ハイライトとして考えていた千畳敷カールを雨の降る可能性が低い2日目に変更。吉と出るか、凶とでるかお楽しみ。

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2時15分起床。2時30分に家を出る。5時に長岡君を拾い、いざ中央道へ。

雲は厚い、時おり雨がパラつく程度だが、晴れる気配はない。

 

中央道から八ヶ岳を望む。くっきり姿が見れたのはこの時ぐらい。

この先、塩尻駅で長野君を拾う約束だったんだけど、その前に寄り道しようと諏訪南ICで降りてみたが、晴れる気配は全然ない。止めた。

諏訪ICから高速にて塩尻にむかう。

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9時30分に長野君を拾う。1年と4ヶ月ぶりかな。相変わらず。

では、行こう。ビーナスラインで霧が峰、車山高原経由で八ヶ岳へ。
ところが、峠道をグングンと上がるが、ビーナスライン入り口が閉鎖されているじゃないですか。

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なになに、降雨が規定雨量をうんちゃらなんちゃら・・・ガビ〜ン。むなしく退却。
大阪観光のバスの運転手も両手を上げてなんじゃこら〜。

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看板拡大

ささっ切り替えは大事。八ヶ岳方面へと向かうことにする。
とりあえずはアウトレットなり。ほんのちょっと期待はしていたものの、買う物なし。ちゃんとみればあるかもしれんけど。ジュニアの服を悩んだ末にゲットしたのみ。
ここには長野君の奥さんが欲しがるような物はないのね。

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予定より大分早く切り上げ、お昼を食べに八ヶ岳高原ラインにのかって清里に行く。

途中東沢大橋を渡る。写真では伝わらないだろうけど、八ヶ岳を前に懐が深い風景が広がっていて、晴れていればもっとナイスですね。

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橋の上から眼下をのぞくと吸い込まれそうな感じ。よくもまぁこんなところに橋をかけたものだと思う。感じさせられたものは、その人間の技術力への感心と費用対効果と税金の無駄への疑問の二つ。

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お昼は、甲州といったら「ほうとう」でしょう。ってなことで、お気に入りのお店「小作」の清里駅前店へ。全然駅前じゃないから。移転したのかな。

3人そろって豚肉ほうとうを食す。うめかった。あのカボチャの甘みと具沢山の煮込みがいいのよね。好きです、ほうとう。

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でね、今日は雨降りなんで早めに宿にチェックインすることにしたのだ。

野辺山を抜けて佐久を抜けて別所温泉へ。

 

 

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その途中、ちっちゃいけどハイライト。日本鉄道最高地点へと立ち寄る。何と2,375m地点なり。

でね、その石碑がこれ。近くのレストランに車を停めて写真をパシリ。

 

だけど、ほんとに最高地点はこっちの踏み切り辺り。石碑を見て満足しそうになってしまったから危ない危ない。

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天気はこんな感じ。

高原といったら牧場。牧場といったらソフトクリーム。って訳で車を停めたレストランで買う。

繰り返しちゃうけど晴れていれば、どんな絶景が我々を待ってくれていたんだろう。

 

小海線と千曲川にそって佐久方面へと向かう。

ここで長野君の主張が・・・佐久のコスモスタワーに行こう!コスモス?否、ロケットの形だな、宇宙(コスモ)だ。ん??コスモタワーか。とりあえず行ってみた。こんな感じ。

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もういっちょ。

宇宙航空研究開発機構臼田宇宙空間観測所があり、まぁ言ってみれば星が綺麗に見えるってことから、佐久市との合併前の旧臼田町が「星の町うすだ」とPRしてたそうだ。だからコスモなのかな。

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で、折角なのでてっぺんまで登ってみた。階段結構昇りじんわり汗かく感じ。そんでもって、特筆すべき事項はなし。長野君のおばあさんち探しでちょっと盛り上がったかな。

別所温泉に続く道中で、「無言館」の案内表示が目に入る。
あっ!!ここが委員長が行ってた無言館かぁ。

行きたいって言ってたな〜。
俺だけ先に入るわけにはいかんということで立ち寄らず。
ちょっと心残りができた一瞬でした。

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で、いよいよ17時。別所温泉にチェックイン。
会設立依頼初の温泉旅館ということで1泊18,000円なり。結構な値段ってことで期待は胸膨らむ。

ちっちゃく見える黒いワゴンが今回の旅のお供です。

 

 

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3月にリニューアルしたらしく、ロビーはなかなか綺麗。部屋に入れば畳が新しく、結構広い。満足。

まずは温泉へ。ここも綺麗になっていた。何ともお湯が柔らかく、透明だが硫黄の香りが良し。人も少なくて、3人貸し切りみたいな感じでひょっこりゆったり。

 

夕飯前に温泉街を散策。まずは北向観音。字のとおり北を向いている珍しい神社だそうだ。たいてい南か東を向いてるもんね。

ここで驚き。鐘が自動的に鳴った。そうきたか。

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別所温泉での楽しみは外湯巡り。3つの共同浴場があるのだ。まず向かったのは大師湯。ちなみに写真は宿の隣の大湯だけど。

で、全部周りたいと思ってたけど入れず。狭い風呂だけど混んでんだよね。

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で、夕飯。まぁまぁ満足。普段食べないものばかりだから満足。信州牛もなかなかやりましたな。

あっ何よりも生ビールがうまかったぁ。

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さぁて部屋にて2次会。
怒涛のドボン大会。
いろいろあるので詳細は省く。
みんなの思い出としてしまっておこう。
日が変わる頃に温泉入って寝ました。

2日目

目覚めると外が明るいではないか。ちょっと青空も見えている。こりゃ期待できるわ。

 

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まずは、別所温泉街を散策することに。信州の鎌倉って言われているらしく寺・神社が多い。仲居さんにもすすめられ最低限のところを見ることにした。
八角の三重塔がある安楽寺。

八角の三重塔は残っている塔では日本唯一のものだそうだ。そっか。

んで長野県初の国宝だって。国宝という響きに弱い私。

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で、三重じゃなくて四重じゃんと誰しもが思いますよね。

で、こちら。建築学上、一番下の屋根は裳階〔もこし〕(ひさし)ってもんらしく、四重とは数えんらしい。正確には「裳階付き木造八角三重塔」というんだってさ。

上田市文化財マップより引用

 ゆっくりと別所温泉の街を眺めていたかったが時間が押しているので先に行く。
バイバイ別所温泉。
また来たいと思う温泉だったな。

山を越え、松本を抜け、南信州に足を踏み入れる。
目指すは駒ヶ岳千畳敷カールだ。

BGMは綾小路きみまろ漫談で3人とも静かに聞き入る。
長野君がネタをパクるのが心配。
 

そこはマイカー規制になってて、ふもとでバスに乗り40分位揺られてロープウェイ乗り場にいく。
ロープウェイは秒速
7mで進み、7分そこらで一気に2,600m辺りまで上がる。

もうそこは別世界。これだ。

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ロープウェイを降れば、目の前にあの千畳敷カールが広がっている。懐が広い。こりゃすごい。青空もほんのちょっとだけど見えるじゃないですか。これには長岡君もひーひー言いました。

氷河がえぐった、すり鉢状の圏谷(カール)

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で、宝剣岳の頂上まで40分位で登れるらしいんだけど、ガスがかかってるので断念。

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遊歩道で整備されたところを歩く。晴れていれば、もっともっと清々しいんだろうね。

 

 

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歩き始めて10分位かな。あっという間にガスに包まれた。山の天気は変わり易いってか。一瞬でも晴れ間が見えただけでも満足満足。

切り替えは早い方がいい。下山。お昼だよ。駒ヶ根ソースカツ丼が食べたかった。伊那市のソースカツ丼の方が有名なのかな?知らん。「明治亭」ってお店でソースカツ丼を食らう。うめかった。

昔、福井で元祖ソースカツ丼ってのを食べたけど、その時はカツ丼は卵とじだなと思ったんだけど、会津若松でソースカツ丼を食べたら、ソースもありだなって思い直したのだ。明治亭のソースカツ丼はそもそも良い肉使ってんだろうな、ボリューミーだしうまかった。

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でで、戻る。
切り替えは早い方がいい。
目指すは諏訪。
3人とも見たことない諏訪神社と諏訪湖と諏訪温泉の間欠泉を見に行こう。

ででで、諏訪の町に入りかけたとき北の山々の雲が切れかかっているではないですか。
昨日、降雨多量で通行止めをくらったビーナスラインの霧が峰・車山高原方面である。
キュルリとハンドルをひねり、昨日と同じ峠方面へかじをとる。
頼む。

昨日は閉鎖されていたビーナスライン入口は問題なし。

ご覧あれ。向かう先に青い空と白い雲が広がっているじゃない。1人心踊り先を急ぐ。

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来ました絶景。自身3度目ではありますが、いつ来てもいいね。

森林限界を越えて木がない草原ちっくな山々。雲が厚めだから暗い写真になっちゃったけど、遠いほうを見れば抜けるような空と白い雲に心癒されます。

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ちょっとした展望台でちょいと雲が晴れるのを待ったけど、
雲が流れる方向を見ると晴れ間は厳しいから残念ながら下山することに。

ここはホント好きです。
初めて出会ったのが台風一過の空がカーンと抜けた時で、何ですかね、ここは??
って意表を突かれた感じで、その美しさに圧倒されたんです。

まぁ山に上がったのも4時を回ってて、
弱まる日差しと吹き抜ける涼しい秋風を感じながら、
いよいよラストポイントの諏訪湖周辺へ。

まずは諏訪大社へ。
諏訪姫?武田信玄?とか大河ドラマ好きの長岡君が言っていました。
次回は地元の上杉なんとかだってさ。詳しくは長岡君へ。

で、行ったんだけど、諏訪大社って良く分からない。秋宮?春宮?

なんじゃらほい。後で調べておきます。

で、秋宮。

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で、春宮。

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諏訪湖といったら間欠泉ですな。バイブルるるぶによると1日5回位しか吹き上がらないそうな。もう夕方も5時だしどうだろ。とりあえず行ってみる。したらば間欠泉を取り囲むようにパラパラと人がいる。でそうなのか!?と、放送が流れ、もうちょっとで吹き上がるとのこと、最近は昔と違ってあまり高くまで上がらないとのこと。

ぐずぐずと煮えたぎるような音が響き、一気に5m位かな、しゃーっと吹き上げた。おおおおおぉ。やるな。

んが、それっきり吹き上げ続けているものの、高さがない。迫力がない。残念。

昔と比べてどんだけ上がらなくなったのかは分からないけど、いわゆる地球規模の気候変動が影響しているのかな。そうだとしたら、何とも寂しい限りですな。

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間欠泉は諏訪湖のほとりにある。振り返ったらこの絵。
日が沈む中、黄金色に輝く雲がきれいだけど、湖は汚かった。まぁ大きいからね。
そんでもって、諏訪湖温泉って惹かれはしないんだけど、結構大きめだったね。

 

そばでも食べて解散しようかと話したけど、
それぞれ家につくのが遅くなっちゃうので、
これにて解散。

長野君を上諏訪湖駅に降ろし、中央道に突入する。

大好きな甲府盆地も雨のため力不足。残念。

途中当然のように小仏トンネルの渋滞にはまり、
流行のゲリラ豪雨みたいな雨に見舞われながらもどうにか帰宅。
長岡君が一睡もしなかったのが奇跡だね。

それにしても1泊2日の旅にしては大満喫の内容でしたね。
朝から晩までキツキツでありながら、温泉ではゆったりできたってのが素敵でしたね。

温泉旅行いいね。また、温泉をからめて旅に行きますか。

 

 

 

 

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